かののん’s diary

振り返ったときに等身大の自己紹介になるようなブログにしたいです。

円安は本当に心配なのか。為替の仕組みを理解する 〜 その4

#20240404

#サポートメール

#円安は本当に心配なのか。為替の仕組みを理解する 〜 その4 なぜ、円高になると不景気になり円安になると好景気になるのか

 

こんにちは、かののんです。

今日はサポートメールに貼られていた「ドイツ一人勝ちそのワケは」のリンク先が大変興味深く読めました。

 

勝間さんと同年代である私が子供の頃「ドイツはすごい国」という感覚がありました。

 

日本国内でもドイツの国旗はよく見ましたので、ドイツのお店や外国語教室が多かったのかな、と思います。大学の第二外国語で選択するのもドイツ語が多いと聞いていました。

 

どこまで本当かわかりませんが、医師はカルテにドイツ語で記入していたようでした。

 

そういえば、久留米の焼き鳥屋さんに行った時「ダルム」等、ドイツ語名のメニューがいろいろありました。

聞くとそれは、お店の近辺に医大があり、そこの先生方で飛び交うドイツ語に馴染みが生じ、ドイツ語名の焼き鳥メニューが出現したというストーリーでした。

 

とにかく存在感の強かったドイツが1990年頃からスーッと影が薄くなりました。

「国力が弱まったのかなぁ」と思いながら過ごすこと2~30年、またドイツの存在感が強くなってきました。

 

思えば、ドイツでヒトラーが台頭したのも苛烈な賠償金を他の戦勝国から支払わされている背景があってのことだと読んだことがあります。

ドイツが1990年代から弱くなったのも東西ドイツ統一によって経済の弱い東ドイツという重荷を背負ったから、そしてそれらいろいろを克服した上で今のドイツがあるというのは、ある種の感慨を覚えます。

そういう歴史や変遷を経、通貨安が競争力向上をもたらし、ついに復活を果たしたドイツをまぶしく思いました。

 

1985年のプラザ合意以降、円高が進んだということですが、思えば私が初めて外国旅行をしたのは1990年でした。

それまでは、日本の経済は絶好調のようでしたが、反面、一般民衆の私は外国旅行はしたことがありませんでした。

1990年代以降は、学校の修学旅行の行先が外国というのも特別ではなくなったようで、私の感覚では「すごいなー」と見上げるような感じでした。

 

この動きを反転させたようなことが今起こっているのかな?と思いました。

「外国旅行は当たり前」「外国へ行けば物の値段が安い」という状況から「高くて外国に行きづらい」「外国へ行けば物価が高い」に。

一方今の日本は、日経平均株価は爆上げで指標的には経済絶好調です。

 

「通貨高で経済不調」か「通貨安で経済好調」のジレンマがあり、メディアが「通貨安の悲観」をまき散らしているのであれば、これからもメディアには目をつむって行きます。

 

中国も経済のためにあえて通貨安にしているようですし、ドイツが通貨安によって競争力が向上して一人勝ちしているのであれば、日本も通貨安を踏み台にできるはずです。

 

日本も、通貨安の恩恵がじわじわ浸透し、経済好調がすみずみまで行き渡って、ドイツに続きたいです。

これが高度経済成長の第2ラウンド目の入口であることをすごく期待してしまいます。

 

当面、ドイツはウォッチしていく価値があるし、ドイツ近現代の過去ももっと参考にして、経済を「病人から一人勝ちへ」と向上させた要素をどんどん日本に取り入れたいなぁ、と思いました。