かののん’s diary

振り返ったときに等身大の自己紹介になるようなブログにしたいです。

父の慢性硬膜下血腫-2

早いもので、前回ブログを書いた翌月の月末になってしまいました(汗)

 

父の慢性硬膜下血腫のその後ですが、とても良くなりました。

身体の動きも元に戻り、若干あった認知症状も消えました。

 

父は一時、メールの仕方がわからなくなっていたのですが、できるように戻りました。

複雑な会話もできるように戻りました。

計算能力も戻りました。

 

父は2週間の間隔で通院していたのですが、次の受診は5週間後となり、間隔が大幅に開きました。

「次回の様子次第でお薬も無しにできるかもしれない」と先生はおっしゃってくださいました。

父に関わってくださっている医療関係者のみなさま、本当にお世話になっています。

ありがとうございます。

 

……振り返ってみると、前回ブログ時が底だった感じです。

 

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そういえば、父は薬嫌いで、退院してから3週間、もらったお薬を全く飲まずに過ごしていました。

それを聞いたとき私は「なんと不遜な」と呆れました。

慢性硬膜下血腫は、手術であまりにも劇的に良くなるので、油断をするのかもしれません。

漢方薬なので気休めと勘違いしたのかもしれません。

 

退院後、最初の受診日、父は「手足の麻痺」など、再発症状を訴えつつ、「薬は飲んでいない」とのたまいました。

 

お医者さんから「お薬を飲んでいないからですよ」と叱るでもなく明確に言われ、父は単純にも目を覚ましました。

それからというもの、父は表まで作ってきちんとお薬を飲み始めましたが、2週間程は悪化の一途をたどりました。

 

かといって再手術を受けられるほどには血腫に厚みがなかったので、自宅で自分でできることとして、父に以下の方法を試みてもらいました。

 

漢方薬を「食事の30分前」にする

(お薬の効果を100%発揮させるため)

ノンアルコールビールを夕食時に3本も飲み、水分「過剰」摂取気味に思えたので「適量」(1~2本)にする

漢方薬は水分調節のお薬だったので、その効果を妨害しないため)

・脳脊髄液の流れを良くするものすごく簡単な体操をする

(藁にもすがる思いで本を探しました)

 

これらが功を奏したのかどうかはわかりませんが、実践してから数日で回復方向に転じました。

 

結果的には、お薬を飲み始めてから4週間後の受診で、CTデータも本人の挙動も認知も改善しました。

 

今は、次の受診でお薬が不要になるのを楽しみにしています。

 

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このブログを読んでくださった方へ

慢性硬膜下血腫は、頭を軽くぶつけただけでもかかる病気です。

もし、誰かが慢性硬膜下血腫になって、手術で良くしてもらったら、出されたお薬はきちんと飲むよう、ぜひ教えてあげてくださいね。

 

それから、

慢性硬膜下血腫は、外部要因で脳が圧迫されて起こる認知症状なので、手術で外部要因が取り除かれれば、認知症状は消えます。

 

「治る認知症状」という概念がもっと広がりますように!!