かののん’s diary

振り返ったときに等身大の自己紹介になるようなブログにしたいです。

父の慢性硬膜下血腫

昨日は80代の父の病院に付き添いました。

父は言葉が出にくいとのことで、頼まれて代わりに先生に症状を説明して、先生の説明も聞いてきました。

 

父は今年の3月に倒れて頭を打ったときの後遺症で、慢性硬膜下血腫といって、脳内にできた小さな傷口からゆっくり出血して、できた血腫が脳を圧迫し始め、頭痛、手足の麻痺、認知症状などが現れる病気になりました。

4月に受けた、血腫を除去する手術で症状は全て劇的に消え去りました。

 

慢性硬膜下血腫はとても予後の良い病気で、いったん手術で治れば再発しない可能性はとても高いようです。

 

ですが父の場合は再発しました。

また少しずつ症状が出てきて、今は無事に暮らしていますが、これから症状が治まるか悪化するか、お薬を飲みながら注意深く様子観察中です。

 

今の血腫の薄さなら、再手術は脳を傷つけてしまうリスクがあるので行いません。

症状が強まるなら血腫が厚くなっている可能性が高いので、いつでも緊急で受診してよくて、その場合は再手術になります。

血腫がぶ厚くなって再手術になるか、お薬が効いて血腫が吸収されて無くなるか、どちらかのようです。

 

お薬がよく効くよう、父自身も大幅な生活改善をしています。

 

時々、お箸が持てなくなることがあったり、ポトッと物を落としたりします。

今、特に心配なのは、数日前から計算が苦手になって、言葉がスッと出づらそうなところです。

でも「固定資産税」や「印紙」の話もできるし、思いやりもあるし、機嫌もいいです。

慢性硬膜下血腫による認知症状は、手術で治る、数少ない「治る認知症状」です。

なんとか元に戻してあげたいです。

 

実際、元に戻る望みがあるので、希望と不安のはざまにいます。

これから数週間が瀬戸際です。